= 徒然の漢詩鑑賞 =

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戴老酒店

李白が得意とした題材のひとつが「酒」。
その五言絶句になんとも味わい深いものがある。
次の詩である。

 「戴老酒店」 李白
戴老黄泉下 還應醸大春 
夜臺無李白 沽酒與何人

戴老(たいろう)は黄泉(こうせん)の下にて、
(な)ほ応(まさ)に大春(だいしゅん)を醸(かも)すなるべし。
夜台には李白無きに、
何人に酒を沽(う)り与へんや。

酒造り名人の戴の爺さんは死んじまったが、黄泉の国でも、
きっと自慢の銘酒「大春」を造っているに違いない。
しかし、冥土には(真の酒飲みでこよなく酒を愛する)李白はいないのだ、
いったい誰にその酒を飲ませるつもりなのだろう。
「大春」は酒の銘柄。「夜臺」はあの世。

この詩、『全唐詩』『李白詩全集』では、
紀叟黄泉裏 還應醸老春 
夜臺無暁日 沽酒與何人 (「哭宣城善醸紀叟」)
となっている。
こちらは、紀の爺さまで、酒は「老春」、三句目は「あの世には朝日もささないのに」となる。


日本では
紀叟黄泉裏 還應醸老春
夜臺無李白 沽酒與何人
としているものが多い。


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