= 徒然の漢詩鑑賞 =

  杉篁庵(さんこうあん)主人の漢詩鑑賞ブログです
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客中作
090511_175641.JPG
酒の詩をしばらく続けてみよう。
さて、白玉の酒杯に注がれた薫り高く輝く琥珀色の銘酒を飲めば、異郷に身を置く孤独感も忘れられるという。


  客中作 李白
蘭陵美酒鬱金香 
玉椀盛来琥珀光 
但使主人能酔客 
不知何處是他  

 「客中(かくちゅう)の作」
蘭陵(らんりょう)の美酒 鬱金香(うこんこう)。
玉椀(ぎょくわん)に盛り来たる 琥珀(こはく)の光り。
(ただ)主人をして 能(よ)く客(かく)を酔はしむるに、
何れの処か是れ他郷なるを知らず。

・題は「客中行」とも。・行:歌行。「…行」は楽府に付く「詩・歌」の意。
・蘭陵:山東省の南部、名酒の産地として有名。現在の山東省棗荘市。
・鬱金香:酒に浸して、色や香を附ける香草。「郁金香」とする本もある。
・琥珀:コハク。松ヤニの樹脂の化石。透き通った深い黄色の玉(ぎょく)。
・玉碗:玉杯。
・但使:ただ…しさえすれば。ただ…のようにさせれば。

 「旅先での作」
蘭陵で産する美酒、その名は鬱金香。
透明な白玉の杯になみなみとつがれ、琥珀色に輝く。
この酒席の主が、旅人である私を存分に酔わせてくれるので、
他郷ゆえの寂しさを忘れるほど飲んでしまった。



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