= 徒然の漢詩鑑賞 =

  杉篁庵(さんこうあん)主人の漢詩鑑賞ブログです
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翡翠(かわせみ)
  翠鳥
     蔡邕『古詩源』より
庭陬有若榴、冤婀淬移董
翠鳥時來集、振翼修容形。
囘顧生碧色、動搖揚縹悄
幸脱虞人機、得親君子庭。
馴心託君素、雌雄保百齡。

  翠鳥(すゐてう)
庭陬(ていすう)に若榴有り、
緑葉に丹栄を含む。
翠鳥時に来り集ひ、
翼を振りて容形を修む。
回顧すれば碧色を生じ、
動搖すれば縹青(へうせい)を揚ぐ。
幸ひに虞人(ぐじん)の機を脱して、
君子の庭(てい)に親しむを得たり。
心を馴らして君が素(そ)に託し、
雌雄百齡を保つ。

・蔡邕〔さいよう〕:後漢の文学者、書家。133年〜192年。
・翠鳥〔すゐてう〕:カワセミ。 
*「翠鳥=作者。庭陬=国土。若榴=天子。丹榮=天徳。」を象徴した彩り豊かな詩。

庭の隅(すみ)に石榴(ざくろ)の木があり、
緑の木の葉の中に赤い花を咲かせている。
カワセミが、時々飛んできて集まって、
翼(つばさ)を振り、姿を繕い清めている。
ふりかえると、水面の波にあおみどり色が生じ、
池の水が揺れ動いて、はなだ色になっている。
幸(さいわ)いにも、狩人の矢に狙われる危うさから脱して、
君子の庭に親しく居ることがでる。
心安らぎ、君主の真心に任せて、
カワセミの夫婦のように揃って穏やかに百歳の長寿を保とう。
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